サイドシルエットからIQ?

後姿はダイハツ・エッセか!
横から写真を撮ったら、まるでIQでした。オット、IQより先に発売されていましたから兄貴分です。後姿はダイハツ・エッセを思わせる、オットットット、エッセをわが子と認知していない親父に当るかもしれません。

正体はフィアット・チンクエチェントでした

非力ながら扱いやすいオーソドックスなOHC8バルブ1200cc
最近で、これ程までに話題性と他社に影響を与えたモデルが有るでしょうか。側面から写真を撮ってみたら、まるでIQとそっくりなので驚きました。後ろ姿は、エッセに大きな影響を与えているとみて間違いないでしょう。戦後のイタリアで、お買い物からサーキットまで大活躍したフィアット500のネーミングそのままに復活したチンクエチェント。勿論、エンジン・キャパは1200ccと1400ccと大きくなり、リア・エンジンからFFへと変更されたが、往年の車に慣れ親しんだ世代に強烈なアピールを与えた。スポーツ・モデルのアバルト・チューンまで用意するとは、団塊世代を狙う手の込んだ販売手法だ。IQは独創的と思っていたが、お手本はチンクエチェントではないだろうか。もっとも、このサイド・シルエットからすると、原型はスマートにたどり着くのかも知れない。

この車の仕様は、1200ccのポップである。昨年、日本市場にはベーシック・モデルのOHC1200ccモデルも投入予定であったらしいが、急遽DOHC1400ccのみの発売となった。恐らく、同クラスの国産車に対して、古典的な1気筒当り2バルブのOHC1200では、動力性能で太刀打ちできないと判断したのではなかろうか。都心から東名高速で厚木まで走り、湯河原方面への有料道路を試走したが、高速性能で物足りなさを感じた。恐らく、軽量なボディーにCBライクなエンジンを搭載する軽カーのダイハツ・エッセの方が高速域の加速性能は勝るのではないかと感じた。つくづく、日本の軽カーの動力性能の高さを改めて実感した次第だ。

昨年の夏、ガレージ伊太利屋よりチンクエチェントを紹介され時に印象的だったのは、7個のエア・バッグが付いていてEクラスと同等な安全性があるボディーとの説明だった。それで、1200ccと1400ccのデモ・カーを乗り比べてみた。アルミ・ホイール標準装備のDOHC1400cc搭載モデルの動力性能は高く興味をそそるが、加速時のピッチングやハンドルを切った時のワンテンポの遅れが気になった。エンジン重量とトルク増大に対応した足回りの重量増が原因と思われた。この車のネーミングのチンクエチェント(イタリア語で500)が表す通り、1200ccを前提に設計されたと思われるショートなボディーには、乗りやすさと共に軽快なハンドリングを保証する、軽量かつ扱い易いトルク・カーブを持つ2バルブOHCエンジンが見合うのではないだろうかと思った。それで如何にもイタ車然とした配色とすわり心地のシートを持ち、軽量な小径スチール・ホイールを採用している1200ccのポップを要望したが、今の処販売予定が無いとの事。それではデモカーを譲って頂きたいとお願いし、走行距離は2000kmを越えたが、デモカーの契約期間満了を待って今回納車と相成った次第である。

今回のテスト走行で非常に印象的だったのは、そのショートなボディーから連想する高速域での不安定さが全く無かった事である。速度を上げるに従って道路に吸い付く安定感だが、100km/h以上で、さらに安定しそうなのには正直驚いた。首都高速の連続したカーブでもハンドルを切った分だけ回り込み、これ程までにストレスを感じない車は乗った事が無い。この辺は、従来馬力一辺倒だった国産車メーカーやユーザーにも是非見習ってもらいたい。非力だが軽量でフラットなトルク変動の少ない小排気量OHCエンジンとベスト・マッチングな重量配分ボディーのなせる技かも知れない。

この車には、早速オイル交換したAMSOIL10W-40のエンジン・オイルに、マイクロフロンΠ、マイクロセラ、メタルチューニングが添加され、メカニカル・オートマチックのギヤ・オイルにも同じくAMSOILを使い、ガレージ伊太利屋のスタッフが驚く程、静かになりながら動力性能は上がっている。しかし、それでも若い世代にはスパルタンな1400cc搭載モデルがお勧めかも知れない。ただ、団塊世代で疲れずにゆっくりとドライブを楽しみたい方には、今年には発売されるらしい1200ccのポップがお勧めである。ポップにはイタ車らしいカラフルで固めなシートが用意されているが、ラウンジでは国産車ライクな沈み込む柔らかいファブリック・シートになり、イタ車好きには少々抵抗感がある。


洋館が似合うイタリアの血統

大衆車と言えどもラテン系の華やなインテリア!
2009.2.18先日、港区に引越しをして来たお医者さんと食事をした。その折、彼からラテン系の国には鬱病患者は稀と聞いた。何しろ最小の労働時間で、余暇を楽しむ民族性らしい。そのせいか、ラテン系の車に乗ると何処かドライブに行きたくなる。ドイツ車に乗ると、ネクタイを締めて高速道路を走ってお客に会いに行く雰囲気だ。さて、国産車に乗ると如何な気分になるのであろうか。ただし軽カーだけはご立派、イタ車に通じる遊び心がある。

2009.5.25乗り始めの印象で、8バルブSHOC1200のエンジンは、街乗りではともかく、高速域の加速では不満を感じていた。たまたま、西麻布の坂を登っていて交差点にさしかかり信号で止まったら、前にチンクエチェントのアバルト仕様がいた。カタログ・スペックによると1400ターボ搭載のアバルト・チューンは0-100km/hが7.9秒らしい。このところ、当方の1200チンクエチェントも、ガソリンにBIGトルクXの倍量添加、エンジン・オイルに添加した三種混合やギヤ・オイルにメタルチューニング、複数のパワーアクセレーターのお陰で、胸のすく加速をし始めている。まあ、燃費は都内走行でコンスタントに12km/lはマークしているし、元ダイハツの技術者だった谷野氏に乗っていただいても、彼の1200ターボよりトルクが出ていると褒められたので、当初憧れていたアバルト仕様に買え換える事もなかろうかと思っている。

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