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<2012/5/15>休日にドライブに出かけると、キャンピング・カーを多く見かける様になった。3.11の震災の経験から、大都市圏で震災が起これば人口に対して避難所が十分に確保しえないのが判ったかららしい。そんな訳で、避難生活とレジャーにも使えるキャンピング・カーが見直され、人気が出始めているそうだ。いざ自分もキャンパーを欲しいと思っても、その図体の大きさや価格から垣根は高い。

たまたま軽バンかミニバンがあれば床にマットを敷き、ギャレーシンクを取り付ければキャンパーらしくなる。しかしギャレーシンクを探すと、20万円前後もしていて手が出せない。安く流用できるシンクがないか探していたら、15,000円の中国製のガーデンシンクを見つけゲット。

中国製格安15000円のガーデンシンク

キャンパー用DC12V電源給水ポンプ

さて手始めに手作りキャンパー等のネット記事を参考にし、給排水タンクと水ポンプを用意し動作確認をしてみた。たまたま手元にあったキャンパー用水ポンプを繋ぎ、蛇口を捻ったら水の勢いと脈動が強すぎて車内に水を撒きちらしそうなので、さて困った。

給排水タンクとポンプ、バッテリーを接続

水の勢いが強すぎて飛び散り困った

本格的なキャンパー用水ポンプを使わなくても、簡単で安価な乾電池駆動の優れものが見つかった (大倉ケミテック アウトドアポンプ FLP-68 )。これを5Lの小型ポリタンクに取り付け、使う時だけテーブル兼用にもなるシンク・カバーの上に置く事で解決。これなら下に置くのは排水タンクのみで良く、水ポンプ用の配線も不要になり一石二鳥だ。 空いたスペースにサブ・バッテリーやDC-ACインバーターも置ける。

FLP-68を付けた水タンクは上手く収納出来る

シンクを搭載するとキャンパーらしくなる

もう一つの問題点は、シンクの背の高さである。本来ガーデン用のシンクなので、車載するとシンクの位置が高すぎて使いずらい。車載用シンクは、かなり背が低く特別な作りなのが分かった。それで思い切って鋸で側板を30cm程切り、シンクの位置を下げてみた。 シンクの背を低くしたので、軽バンでも窓枠より下がり使い勝手が良くなった。固定方法は荷崩れ防止ネット固定用のフックに、バックル付きナイロンベルトで固定すれば良い。

軽キャンパーは色々と紹介され人気があるが、いざキャンプ道具を積むと寝るスペースさえ確保が難しくなる。と言う事で水回りより収納に工夫をすべきであるが、これならテーブル兼用カバーを閉じて棚代わりにも使える。オートキャンプ場に付いたら車外の地面に置いて、車内の寝るスペース作りも簡単だ。

余程、大自然の中で車中泊するのでなければ、「道の駅」やサービス・エリアでは水道設備があるので、シンクは載せない方がスペース的に楽だとの見方もある。 ただトイレの洗面所で歯磨きとも行かないので、車載シンクは必要とのご意見もあるが、FLP-68とバケツが有れば車内で歯磨きや洗面位は十分ではなかろうか。 しかしながらシンクを車載すると、キャンパーのオーナーになった気分になるのは間違いない。


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<2012/8/22>軽キャンパーの場合、後部荷台の方にもDC電源のシガーソケットが複数欲しい。そこでシンクの側板にシガーソケットを取り付ける事にした。シガーソケット・パーツはデンシ電気店の通販でゲット。 シガーソケットの胴部直径に合わせて側板にホルソーで25φの穴を2つあける。

通販で購入したシガーソケット

ショートから配線を守るヒューズソケット

シンク側板に2箇所穴をあける

シガーソケットを差し込んで出来上がり

サブ・バッテリーを搭載しヒューズソケットを介して結線すれば、DC12V電源がシガーソケットから取れる。 サブ・バッテリーを電源にすればメイン・バッテリーを使わないので、電力の使い過ぎでいざと言う時のエンジン始動が出来ないリスクを回避できる。 DC12V電源対応のLEDランプを試してみた。見事に点灯したので、後は軽キャンパーに搭載するだけだ。


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<2012/9/8>せっかくシガーソケットを装着したので、電流計、電圧計と安全の為にキル・スイッチを付ける事にした。電圧計はバッテリー残量の目安に、電流計は充放電の程度を見るのに双方向性にした。双方向性はクラシック・カーに付いているアン・メーターと同じ原理だ。使い切ったサブ・バッテリーを走行中に充電した時、どの位の充電電流が流れるか監視したいのが選んだ理由だ。バッテリー容量が小さいので、シガーソケットからの充電に対応できる範囲だろうが、大型バッテリーだとヒューズが飛ぶ程の電流が流れる危険性も考えられる。キル・スイッチは、エンジン停止時に車載バッテリーにサブ・バッテリーから電流が逆流しない為に付けた。勿論、安全の為と常時電圧計を動かす無駄な電力をなくす目的もある。 メーター類はとキル・スイッチは通販でゲット。

電流計、電圧計とキル・スイッチ

キル・スイッチはOFFの位置でハンドルが外せる

側板に開いている二つの穴が具合良くメーターの胴体径とピッタリ同じには驚いた。従ってメーターの止めネジの穴を開けるだけで取り付け完了。 キル・スイッチを取り付け固定し配線をして出来上がり。走行中の充電方法は本来は車載バッテリーと直結するのだが、 今の処はサブ・バッテリーの容量が小さいので、ダッシュボードのシガーソケットとシンク側のシガー・ソケットをシガー・プラグで繋ぐ簡単な方法を予定している。 将来100Ahレベルの大型バッテリーを搭載した場合は、充電電流が大きくなるのでチャージコントローラー経由で車載バッテリーに接続せねばならないだろう。


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<2012/9/12>シンクに内蔵させたサブ・バッテリーを電源としてラップトップ・パソコンを稼働できるか実験をしてみた。無線LANでラップトップ・パソコンをインターネットに接続できれば、道路や地域の情報だけでなくデジカメの画像編集、文章作成やメールの処理もできるから、業種によってはキャンパーが移動式事務所にもなる。

インバーターでラップトップパソコンを稼働

980円の100Wインバーター
まず常識的な使い方で、シガーソケットに980円で販売されている100Wインバーターを差し100V電源を作る、それにラップトップ・パソコン用ACアダプターを接続してみた。 するといとも簡単に家庭内で100V電源を使っている感じでラップトップ・パソコンが稼働した。サブ・バッテリーから流れる電流を見ると2〜4Aの間で針が揺れているから、 25W〜50Wの消費電力を消費している計算になる。平均電流を3Aとしてサブ・バッテリーの容量が12Ahだから、単純計算だが4時間程度は稼働できる。

インバーターで100Vまで昇圧し、ACアダプターで19Vまで落とすとはあまりにも効率が悪いと思い、 DC-DCアップ・コンバーターで12Vを19Vまで昇圧し、ラップトップ・パソコンにダイレクト供給したら消費電力はどう変化するか調べた。

150W DC-DCアップ・コンバーター

DC出力を19Vにセットしダイレクト接続
その場合の消費電流だが、フル・スケール20Aの電流計では針が動かない程少ないのだ。ACアダプターは余裕の100V電源をDC19V化するので、3端子レギュレターを利用し変換効率なんて考えていない回路と思われる。それに比べ、現在のDC-DCアップ・コンバーターの変換効率は90%台に達している。100Wタイプなら数千円で買えるDC-DCアップ・コンバーターを用意すべきだろう。そうすれば何時間パソコンを稼働してもサブ・バッテリーが上がる心配はないとの結論に達した。

100Vインバーター経由だと最大4Aを消費

コンバーター接続では計測出来ない程の消費電流

<2012/9/13>幾らアップ・コンバーターの効率が良いと言っても、電流計の針がピクリとも動かないのはおかしいと思い、200mAフルスケールの電流計を繋いで再度ラップトップ・パソコンの電源を入れてみた。結果電流計の針が振り切れているではないか。 危ないと思いとっさに結線を外し元に戻した。昨日のアップ・コンバーター電源を接続した時、純正プラグではないので接触不良を起こしていたのだ。 それで電流計を見ると4Aを示していた。結局、インバーター経由のACアダプターを使っても若干のロスは多いが(立ち上げ時に瞬間的だが6Aを計測)、アップ・コンバーターをわざわざ購入する程の差は無いとの結論に至った。

200mAフルスケールの電流計を繋ぐ

消費電流は4Aを示した


<2013/1/29>キャンパーにはシンクが欲しいが、コストやスペース確保の問題もある。 「道の駅」があるのでシンクは不要との論もあるが、洗顔や歯磨きをトイレでするには抵抗がある。乾電池式JOK アウトドアポンプ FLP-68とバケツがあれば、排水タンクも不要で車内で十分使える。 バケツなら排水を車外で捨てるのも簡単だ。見栄を張らねば、キャンプに出掛かる時だけ載せれば安く簡単で便利だ。




<2013/2/6>バケツがあればシンクは不要なのだが、せっかく電源パワーステーション化したシンクがあるのでパワーアップ化してみた。サブ・バッテリーの容量が12Ahだと、ちょっと頼りなさすぎるので同じバッテリーを買い足しして並列接続を考えた。これで総容量は24Ahとなり、多少の余裕は出来る。


サブ・バッテリーは重く、衝突時にフロント・シートを直撃する危険性があるので床下に収める。 走行中に充電できる様にソーラー発電用のチャージャー・コントローラーを流用。メイン・バッテリーから線を引いてソーラーパネル用端子に接続する。これでシールド・バッテリーでも安全に充電できるのと、メイン・バッテリーへの電流の逆流も防げる。


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<2013/10/9>最近は道の駅やサービスエリアの休憩施設が充実していて、運転で疲れた時に自動販売機でコーヒーを買って一服できる様になった。しかしコーヒー通として納得できる味を期待する方が所詮無理だ。 それで車内でドリップ・コーヒーを入れるのに便利なワイヤー式ドリッパーを見つけた。これはバネット・タイプと呼ばれ、螺旋状のバネで出来ているので収納時は薄くたたんでしまえる。これは狭い車中での収納にはとても便利だ。

たたんでケースに入っている

伸ばすとロート状になる

コーヒーカップに乗せる

JAFの通販で買ったアルポットで湯を沸かす
車内でお湯を沸かすのにはDC12V電源を利用する器具とかあるが、JAFの通販で買ったアルポットで湯を沸かすと、コーヒー2杯分程度なら8分前後で水が沸騰する。本来釣り用のアウトドア用品であるが、燃料用アルコールを使い比較的車内でも安全にお湯を短時間で沸かせる(風が強くてもお湯を沸かせられる設計なので、お湯を沸かす時だけ車外の方が良いかも)。ただ念のために火を使うので、少量でも良いから水の入った器か消火スプレーを用意して万が一に備える事が肝心だ。それと換気に注意し窓を開ける事も絶対必要。何時ものコーヒー豆を用意してコーヒーを入れてみたが、これはもう美味いの一言しかない。都会の水道水と異なって、地方の良い水を使えるのもコーヒーが美味しくなる理由の一つだ。






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