2015/2/4 オリンパスSP-100EE追加
2009/2/20 SANYO DSC-MZ3追加
2008/7/5 LumixFX100追加
2007/10/23 K10Dとトイ・カメラ追加
2006/07/4 フルサイズCCD考察追加
2006/05/24 オリンパス・カメディアE-10、E-100RS追加


オリンパスSP-100EE

イーグルズアイ・ドットサイト

手持ちズームでもブレない

後を追って次のショット

船の科学館の脇に帆船が停泊している

帆船をフル・ズームで狙ったらこの通り
<pr>
先日、バードウォッチングの所で紹介したオリンパスSP-100EEを持って、お台場に向かった。お台場周辺には多種多様な船が見られるのでカメラの性能テストには最適だ。現地に着くやいなや、水中翼船が疾駆していたので手持ちのズームで狙う。ドットサイトをアップしているので連写にしなくても何とか被写体をセンターに捕らえる事ができた。手持ちの望遠で疾走する水中翼船をブレなく撮れるのは凄いと思う。

視線を横に向けると船の科学館脇に帆船が係留されていた。望遠のテストで帆の部分を狙ってみるが、ここまでアップで撮れるのには驚いた。 露出がややオーバーの設定だったので、フォトショップで修正したせいか青みがかってしまったのにはご容赦いただきたい。

以前、燃費改善研究でご協力頂いたカメラ・マニアでもある国立大学の教授に、SP-100EEの超望遠での画質を見ていただいたが、当然の事で蛍石を使った異常分散レンズ採用の100万円レベルの望遠交換レンズと一眼レフの組み合わせには敵わない。ただコンパクト・デジカメとフィールド・スコープの組み合わせを考えれば、SP-100EEの方が遥かに軽量で取り扱いが簡単なのは間違いない。比較した訳ではないが、もしかすると画質だけで比較するとキャノンSX50HSが上かもしれないが、価格や重量の点でSP-100EEがお手軽だろう。


PANASONIC Lumix FX100

SANYO DSC-MZ3

Lumix FX100にて撮影

DCS-MZ3にて撮影
<pr>
往年の名機SANYO DSC-MZ3でフィアット・チンクエチェントを撮影し、Lumix FX100と比較してみたのが上の写真である。DSC-MZ3と言えば、2002年に発売された旧型機であるが、何故今さらと思われるかもしれない。このたった211万画素のデジカメだが、このページの最後で紹介しているコンポジット撮影機能が搭載されていたのである。このカメラの液晶メニューを見ると、シーンセレクトでワイドレンジショットと言うのがある。これに選択すると高速連射機能を応用して、明るさの異なる写真を2枚連射し1枚に合成する機能である。例えば、上の写真でゲートの部分を見ていただきたい。DSC-MZ3では逆光でありながら、陰にはならずに明るく写っている。後ろの建物や、チンクエチェントの陰の部分も少々明るく写っているのが分かる。 こんな素晴らしい機能を何気なく搭載するサンヨーってのは、もの凄い技術力を持っていて、電気釜か洗濯機を連想してしまうイメージとは大違いな会社なのだ。

SANYOがどうして、このワイドレンジショットを採用したかと言うと、デジカメは銀塩カメラに比べてラチチュードが狭い事に起因する。この意味は、明るい所と暗い場所が混在するシーンで、明るい所に絞りを合わせると暗い場所が真っ黒になり、暗い場所に合わせると明るい所が白飛びしてしまう現象を言う。解像度で銀塩を追い越す程、進歩したデジカメもこの様な短所を持っているのである。その一つの解決策が、絞りを明るい所に合わせた写真と暗い所に合わせた写真を2枚撮り合成する手法である。他社に類を見ないワイドレンジショットが、如何に銀塩並みのデジカメの開発を意識していたかSANYOの心意気を感じさせる。

残念ながらSANYOはPANASONICに吸収されてしまったが、その高い技術力で国産デジカメの殆どをOEM供給していたらしい。デジカメだけでなく電池技術等々素晴らし開発をしていたので買収されたらしいが、高い技術力だけでは生き残れないのが現実かもしれない。下段で紹介しているスポーツ新聞カメラマン用に設計されたカメディアE-100RSもDSC-MZ3と同じSANYOの技術を使っているみたいだ。


Lumix FX100

解像度チェック・シート

Lumix FX100

K10D
<pr>
新しく加わったデジタルカメラ「Lumix FX100」をご紹介いたします。

コンパクト・デジカメながら1220万画素と言う、一昔前なら信じられない画素数を売り物にしたモデルです。発売からやや一年を経て、価格もお手ごろになっています。

そこで、1020万画素を誇る高性能一眼レフK10Dと解像度デスマッチ・テストをしてみました。一眼レフ・タイプとコンパクト・タイプの性能比較テストは可哀想と思いましたが、結果は思わぬ驚くべきものでした。

最近のデジカメの画素数競争には、驚きを通り越した凄まじさを感じるのは私だけではないでしょう。元々、コンパクト・デジカメの高画素競争は意味がないなんて思っていたのです。理由は、35mm銀塩フィルムの面積に対して豆粒程のCCD上で結ぶ画像なんて、光学理論上の回折限界を超えてしまい、昔にあった機械式腕時計の石数競争と同じだと思っていたからです。回折限界と言うのは、光は電磁波なので、波長より小さな像を結ぶ事は不可能と言う現実を言うのです。

ってな訳で、素人騙しのコンパクト・デジカメの画素数競争なんてと馬鹿にしていたのですが、ジャスコで特売品価格にて1台だけ売れ残っていた、パナソニックLumixFX100・ブラックボディーを見つけ、衝動買いしてしまいました。

以前、デジカメ一眼レフが次々とデビューした頃、銀塩カメラとの解像度の差に興味があり、テスト撮影用に入手したテスト・チャートを引っ張り出しました。このチャートで、FUJI S2Pro、CanonD60、Pentax istDs等の、600万画素レベルのデジカメ一眼レフの解像度テストを楽しんでいました。このHPにてご報告していますが、この600万画素台のデジカメ群は既に中版カメラ・レベルに達していて驚いたものです。

それで、その金網デス・マッチの結果なんですが、何と「ジャックと豆の木」ではないですが、小さな小さな「Lumix FX100」が、一眼レフ・タイプのK10Dを凌ぐ解像度だったんです。勿論、K10D装着の交換レンズはレンズ・キットのオマケ・レンズですから、1020万画素のCCDの性能をフルに出せるかは定かではありません。しかしながら、さすがライカの名を冠するLumixには、電気製品メーカーのイメージのハンデを挽回するべく光学製品への執念を感じました。勿論、電気製品メーカーのデジカメが、ライカやツアイスの名前を冠していても、レンズは日本で作られているらしいとの噂は聞いていますが(そんな事はどうでもよろしい)、このLumixは、ちゃんとライカの「暖色系を強調する写り」を再現しているのには脱帽です。

さあ、皆さんこの夏の旅行は一眼レフなんて忘れて、高画素コンパクト・デジカメで思い出を残しましょう。多分、A3ノビなんてレベルではなくて、A1に引き伸ばしても見ごたえのある写真が撮れますよ。


PENTAX K10D

ローライフレックス・ミニデジ

ミニデジはとても小さい
<pr>
ホームページに掲載する写真の撮影用に新しく加わったデジタルカメラをご紹介いたします。

アサヒ・ペンタックスK10Dとトイ・カメラの部類のローライフレックス・ミニデジです。

K10DはistDsの後継機として発売された、1020万画素を誇る高性能機です。サイズは殆どistDsと変わらず、手振れ防止に高画素数と防滴、CCDのダストリダクション機能を追加したサービスてんこ盛りの力作です。istDsはコンデジ並みのサイズに、発売当事としては600万画素と言う高画素数を誇る一眼レフ・タイプのデジカメで話題を呼び、ベストセラーとなった名機でした。

話題を呼んだが高嶺の花のフルサイズCMOS搭載のキャノン5Dとかがデビューし、 1000万画素超の時代の流れの中でK10Dが発売されたのです。ボディーサイズは、istDsを僅かに大きくした程度で良くぞこれだけの性能と機能を持たせたと関心しました。

早速、港区紹介のページにてK10Dを活用し撮影してみました。しかしながら、HP用の写真サイズはファイルサイズも小さく、 1000万画素超の性能を発揮できる場ではありません。画素数に関しましては下段にても書きましたが、はがきサイズの大きさですとオリンパス・カメディアE-10で採用された150万画素もあれば実用上充分なのです。600万画素あればA3ノビサイズまで綺麗な写真が出力できてしまいます。

1000万画素以上あると、何とA1ノビに対応してしまう実力を持っています。銀塩一眼レフでもA3以上となると、フィルムとレンズの選択を誤ると画像が荒れてしまう場合があります。これから判る通り、最近は何気なく1000万画素と言っても驚かなくなりましたが、銀塩カメラで言うと大版カメラに匹敵する解像度を持っているのです。

キャノン5Dを使われている大学の先生のコメントでは、この解像度を生かすには20万円前後の超高級交換レンズが必要だそうです。そう言う訳で、このK10Dの性能を生かすには超高性能レンズが必要なのですが、問題は従来のペンタックス交換レンズでは、それだけの超高級レンズが無いのです。ボディーより倍も高いレベルのレンズが必要とは、ペンタックス党でリーズナブルな価格のK10Dオーナーとしては何とも困る事なのです。勿論、レンズ・キットで付いてくるオマケレンズを使っても、手振れ防止機能と1000万画素超のCCDにより、isTDsより格段に素晴らしい写真が撮れる事には間違いありません。

コンデジでも始まった1000万画素超競争ですが、画素数よりもレンズ性能で勝負する機種を開発してもらいたいものです。あんな小さなレンズと小さなCCDですから、どれ程のレンズ性能が必要とされているかお判りでしょう。昔、機械式腕時計で行われた石数競争では、関係の無いムーブメントのフレーム部まで石が埋め込まれたそうです。基本的には17石で充分なんだそうですが、画素数競争を見るたびに思い出すのは機械式時計の石の数なんです。そんな画素数競争に逆らって、トイ・カメラも導入してみました。


K10Dとオマケレンズ

ローライフレックス・ミニデジ
1000万画素超のK10Dと言えども、HP貼り付け用の小さいファイルサイズでは格別どうと言う事もない。小さい写真サイズでは色合いとか、ラチチュードを生かす圧縮技術が物を言う。この点でフジのハニカムCCDは、メインとサブの画素で2枚の画像を撮り、合成して一枚にするコンポジット写真的な処理は、小さな画像でもラチチュードが広く、絹目の様なソフトできめ細かい写りを可能とする。ローライフレックス・ミニデジは、本家の真似をして正方形の画像となる。ミニチュアながら、ご本家のレンズと同じF2.8で5枚レンズ構成には脱帽だ。200万画素のCCDを高解像度モードではソフト的に300万画素にしているが、中解像度の200万画素で写しても差は出ない気もする。所詮、トイ・カメラだから写りを期待してはいけないが、昭和レトロっぽい描写に還ってホットするシーンが撮れる。モノクロで出力すると個性的芸術写真になる場合もある。何事にも「過ぎたるは及ばざるが如し」なのかもしれない。


PENTAX *istDsとCANON D60

東芝 M81

コニカ・ミノルタDIMAGE
<pr>
ホームページ用写真撮影に使用していたデジタルカメラをご紹介いたします。

今まで一番活躍しているのはD60です。茂木サーキットでのRA272の動体試験撮影でもプログラム・ポジションで失敗なく撮影が出来ました。 この時、FUJIのS2-Proとトキナーの巨大で超ヘビーなガラスレンズを使ったAT-X Pro 28-70mmのコンビ(バズーガ砲並みの重さ)で行こうとも思っていましたが、 比較的軽量で大量に撮影できる600万画素クラスのD60を持参し大成功でした。 D60はキャノン独特の透明感と明るさで、誰にでも違和感なく好感を持って受け入れられる写りです。

その後S2-Proとトキナー交換レンズAT-X Pro 28-70mmは、新製品を装着した145のエンジンルームを撮影中、ちょっと目を離した隙に盗難に会ってしまいました。 S2-Proは独特なレトロ風で繊細な描写力を持っており、今でも残念に思っています。

M81は東芝ブランドですが、レンズはキャノンを使用しており描写力がD60に通じるキャノン独特のものです。 このコンパクト・カメラは420万画素もあってデビューしましたが、東芝ブランドの為か人気にならずに短期間で発売が終わってしまいました。 しかしながら、当時としてはボディサイズに見合わない高画素数とスマートメディアのデバイスとしても使用出来る先進性は評価されるべきでした。 東芝はデジカメ内部のソフト部分の開発では優れており、D60のソフト部も東芝製ではと思っております。 M81は現在でも、サブ・カメラとして役立っています。

コニカ・ミノルタDIMAGEは、コンパクトなのに良く写ると言う国立大学の教授のお勧めで購入しました。こんなに薄くて本当に写るのかと心配でしたが、そのサイズからは信じられない程良く写ります。 画素数が320万画素と使用しているデジカメの中では最小の画素数ですが、ハガキ・サイズの出力ではまったく問題のない解像度を持っています。この手のコンパクト・カメラで苦手なのは唯一逆光での撮影ですが、 ポケットに入れて持ち歩ける事を考えれば、その価値は充分にあります。現在は第一戦を離れて、弊社スタッフの中学生のお嬢様が使っています。

ペンタックスの*istDsは、つい最近仲間入りしたカメラです。 500gと言う超軽量なボディーにオマケ・ズームレンズが付いて98,900円 (オープン・プライス)と言う限定20,000個のレンズキットの破格な値段にそそられて買ってしまいました。 また、ペンタックス系の古いKマウント交換レンズも使用出来る楽しみがあります。キャノン系の美しくも軽いタッチの描写力に飽きている現在、個性的な古き良きレンズに挑戦しようと考えています。

*istDsは国立大学の教授と同時に購入して、お互いに性能のチェックをしています。テーマは先生の持っていらっしゃるS2-Pro(まだ盗まれていない)にどこまで迫れるかです。 勿論、画素数でハンディがある*isTDsですが、最新技術で作られているのと、何よりコンパクトなのが光ります。プロユースで幾ら写りが良くても、 スタジオでしか使えない重さのS2-Proでは活躍できる場所が限られてしまいます。 *istDsに豊富に用意されている交換レンズとの相性も比較していますが、意外とオマケレンズの凄さに驚いています。 結論的には、最高級クラスのニコン・レンズ装着S2-Proに、オマケレンズ装着*istDsは8割レベルで追従しています。 軽量コンパクトなボディーサイズ、初心者にも簡単確実な操作性、対応電池の広さと持続時間、パンケーキ・レンズを装着するとコンパクト・カメラ並みのサイズ、 価格で数分の1の*istDsは買って損の無いと言うより、かなりお買い得なデジタル一眼レフです。 欠点としては交換レンズが、あれこれ欲しくなってしまう誘惑に囚われるデジカメだと言う結論になりました。

CANON D60
CANON 24-85mm F3.5-4.5

FUJI S2-Pro
TOKINA AT-X Pro 28-70mm

コニカ・ミノルタDIMAGE
逆光なので厳しい撮影条件

CANON D60
CANON 24-85mm F3.5-4.5

ペンタックス*istDs
レンズキット18-55mm F3.5-5.6

東芝 M81
付属レンズ F2.9-4.6 7.25-20.3mm
これだけファイルサイズを縮小していてもカメラやレンズの性格が表れている。デジカメの写りは、画素数やレンズの解像度では決まらない事が判る。 *istDsはペンタックスらしい写りで結構、頑張っている。


18-55mmオマケズーム

RIKENON50mm F2

通称パンケーキ40mm F2.8
*istDsに装着出来るKマウントの新旧レンズ群。*istDsがコンパクト・カメラ並みになるパンケーキ・レンズは、リバイバルで発売された。


*istDs 、RIKENON 50mm F2 噂通りバキバキの写り!

*istDs、 RIKENON50mm F2、1/1000
RIKENON 50mm F2は、発売当事サン・キュ・パ一と呼ばれたリコーの一眼レフカメラ(定価39,800円)に標準装備されていた。単体では8,000円で別売されたが、 物凄い描写力にズミクロンを超えたとも、8,000円ズミクロンとも称された。今では、中古市場で数千円で入手できる素晴らしい交換レンズ。特に輪郭が強調したほどハッキリと描写できる。

M42マウント・アダプター

噂の放射能レンズ55mm F1.8

10μシーベルトをカウント!
*istDsは古き良きレンズも楽しめる様に、M42スクリューマント・アダプターも用意されている。 1939年頃のドイツで、放射性物質をレンズ素材に混ぜる事で光学性能を高める研究がされていたそうだ。戦後、これに着目した米国や日本のレンズメーカーが競って採用して発売した。 ペンタクス・タクマー55mmF1.8(M42スクリューマント)もその一つ。このレンズの放射能をガイガーカウンターで計測したら、レンズ背面で最大10μシーベルト/h(ブルーゾーンは20μシーベルト/hまで)をカウント!。 平均値でも5μシーベルト/h(自然界の約100倍)は出ていた。 放射性鉱物を利用したパワーアップグッズがあるので、エアークリーナーボックスに、このレンズを入れてやるとエンジンパワーが上がるかもしれない?


*istDs 、タクマー55mmF1.8 放射能レンズは優しい写り!

*istDs 、タクマー55mmF1.8、1/1000
ペンタックス・タクマー55mm F1.8はM42スクリューマウントなので、アダプターを使用して*istDsに装着して撮影を試みた。果たして放射能レンズの写りはと期待してシャッターを押した。 この小さなファイルサイズの画像からも、優しい昔懐かしい写りをするのが分る。よく言う、ライカのズミクロン(昔の名玉には放射能レンズが多かったらしい)は空気が写ると言うが、 この雰囲気なのだろうか。銀塩写真の雰囲気とは、意外に昔のレンズの特性なのかもしれない。RIKENON 50mm F2 で同時刻に撮影した六本木ヒルズの写真と比較すると違いが良く判る。 RIKENONに比べて優しい写りだが、拡大すると放射能レンズの方が解像度は高く立体感も出ている。

   
隠れた名機 オリンパス・カメディアE-10&100RSを中古で購入!

カメディア E-10

カメディアE-100RS
オリンパスと言う会社は本当に真面目一本で、画素競争とか時流に迎合しない所が良い。 カメディア E-10と100RSは、2000年頃プロ使用を前提として発売された個性的なデジタル・カメラだ。

オリンパスは高画素化による画素ピッチの微細化での色の階調の低下を特に嫌っている。 E-10は400万画素でありながら、発売当時としては大きめな2/3インチCCDを採用している。 E-100RSはシャッター速度1/10000秒と15ショット/秒の速写性を持たしているせいか、150万画素と言う当時としても、かなり低めの画素数をわざと採用している。 用途はプロスポーツ写真の報道用かと思うが、150万画素でありながら定価16万円台と言う価格設定のため、まったく売れず、オリンパスの赤字の原因を作ったとも言われている。

採用しているレンズがプロ用のせいか、150万画素でありながら他社の普及型250万画素台のデジタルカメラより綺麗な描写力を持っているのには驚きである。 ハガキサイズのプリントでは200万画素あれば充分と言われているが、このカメラならA4サイズに出力しても何とか見られるレベルである。 また、印刷業界で使われるTIFFモードによる非圧縮撮影が簡単に出来て(150万画素と言う小さなファイルサイズによる効用)、 特殊なソフトに頼らずプリントできるので、銀塩に近い写りには驚きである(担当設計技術者が、銀塩を超えたともコメントしている)。

E-100RSのTIFF(非圧縮ファイルで一枚4メガ弱)を使って撮影していると、一般的なデジカメの「ドギツイ、ハッキリ、クッキリ」と言う写りが、JPG特有の圧縮技術による作られた世界だと言うのが分かってしまう。 E-10やE-100RSは、すでに中古でしか入手できないが、中古市場でも結構すぐに売れてしまう程マニアックなデジタル・カメラらしい。

オリンパスの現行一眼レフ・デジカメも他社と異なるセオリー(CCDに対して光が直角で入る事が大切とか)で設計されているので、 中途半端とも思えるCCDサイズや専用交換レンズとかで抵抗感があるが、技術的な根拠の説明を読むと「デジカメは、こうでなければ高画質にならない」と言うこだわりが見える。 ユーザーに受けが悪かろうと、「本物しか作らない、売らない」、「ユーザーを決して騙さない」と言う姿勢には感心させられる。

isTDs ラチチュードが狭く色も自然ではない

E-100RS 暗い所も潰れず自然な発色

超低空飛行するツバメを捉えた

連続ショット2写目
9階の窓から地面すれすれに超低空飛行するツバメを発見、E-100RSを持ち出して10倍ズームと連続ショットで狙う。何と数十センチを飛行する間に2ショット目が決まった。 3ショット目からはツバメが速すぎて、カメラの狙いが追い付かず地面のツバメの影だけが写ってしまった。

銀塩写真とデジカメ写真との性能比較は大いに気になるテーマではある。従来の専門家による論評では、銀塩フィルムに使われている銀の粒子径から、デジカメも2000万画素にならないと銀塩写真には追いつかないとされていた。しかし最近では一部プロカメラマンから、600万画素レベルのデジカメ一眼レフは中版カメラ並みの解像度を持っているのではと囁かれだしている。

理屈では、銀塩写真は高い解像度を持っている筈だが、焼き付けやフィルム・スキャンのプロセスで解像度が下がってしまうのだそうだ。確かにデジカメは解像度が低くても、撮影素子からダイレクト出力されるので劣化はない。それと、フィルムの表面は完全に平坦には出来ないので部分的にピンボケの像を結ぶ。それに対してCCDは完全に平坦で、焦点に対してズレは起こらない。

では何故、デジカメは1000万画素以上にならないと銀塩写真には敵わないと言われてきたのだろうか。恐らく、カメラ・メーカーやフィルム・メーカーは、デジカメの高い性能に早い時期から気が付いていた筈である。しかしそれを公表してしまうと、いきなり銀塩カメラやフィルムが売れなくなってしまう。しかし何時までも銀塩に固執していると、時代に乗り遅れてしまうジレンマを抱えていたのではないだろうか。ここまで高性能デジカメが普及してくると観念したと言うか、ウソを付けなくなってきたのが本音ではないだろうか。

400万画素レベルのデジカメが出現した時点で、35mm銀塩フィルムと画質は同等になった筈である。一般的になってしまった600万画素一眼レフ・タイプでは、何とA3サイズの出力まで美しい画像を表現できてしまう。私達が普通に楽しんでいるハガキ・サイズなら、300万画素あれば十二分な解像力である。ちなみに1000万画素以上の一眼レフ・デジカメでは大判カメラ並みの解像度だそうで、ミラーアップのショックによるブレまで写しだしてしまうらしい。まさか、大判カメラを手持ちで写すなんて考える人はいないでしょう。当然、手ブレを防ぐ三脚も常時必要になるからプロ用としか言わざるを得ない。

広告代理店から、昔懐かしいGTRの特集マガジンが届いた。往年のGTRの写真集だから当然の事、銀塩写真の写り具合を興味を持って眺めてみた。ソフトな写りと言えばそれまでだが、何のことはない現代のデジカメのレベルで言えば300万画素以下の写りでしかない。プロ・カメラマンが撮影した写真だっただろうから、一流の機材を使っていた筈でもそんなレベルだったのだ。ついでに1970年代後半の自動車専門誌を開いてみて驚いた。当時のカラー写真は、解像度だけでなくラチチュードも今のデジカメに遠く及ばない。1980年代後半になると印刷技術やフィルム、レンズの性能が向上したのか、やっと見栄えが良くなってきている。銀塩カラー写真と言えども、完成までに20年以上の歳月が掛かった事になる。

最近は電気屋さんが、デジカメ・メーカーになったりしている。これらの電気屋さんは、カメラ・メーカーさんと異なり、レンズに関してはブランド力で引け目を感じているらしく、外国レンズ・ブランドを前面に押し出してきている。しかし、日本は世界最高の量産レンズを作れる国であり、御本家のドイツさえも敵わない光学大国である。したがって、国産車に付いてくる外国ブランド・ブレーキと同じく素性は日の丸なのである。勿論、光学、自動車工学共々、個性や突出した分野では、まだ日の丸は敵わない面もあるが、国産レンズは光学スペック上で世界のトップ・レベルにある事だけは確かだ。

将来、電気自動車が実用化されると電気屋さんが自動車業界に参入してくるでしょう。その時は、きっと外車ブランドのパーツをフル装備なんて称して電気自動車を売りまくるのではないでしょうか。

一眼レフタイプのデジカメが各社から発売され、市場は戦国時代に入りつつある。さてそこで気になるのは、画素数と共にCCDサイズである。

マニアなら手の届く価格で、1280万画素のフルサイズCCD(正確にはCMOS)を搭載したデジカメ一眼レフが発売されたが競合する物は発売されないし、相変わらずAPSサイズや4/3インチCCDが主流である。 35mm銀塩フィルムと同じフルサイズCCDは、銀塩フィルム用交換レンズが活かせる待望の受光素子であるが、プロ用以外なかなか発売されなかった理由は、その製造コストだけではなさそうだ。

フルサイズCCDを採用しないカメラメーカーの理屈だが、フルサイズの受光部の周辺部に当たる光は直角ではなく斜めである。銀塩であれば光が斜めに当たっても感光するが、CCDだと斜めに入ってくる光は100%受光部に届かないらしい。

その理屈が正しければ、従来の銀塩用交換レンズを使っていても、35mmに比べて小さめなAPSサイズの受光部であれば、直角に近い光が当たる。また、比較的精度が出る像の中心部の美味しい所だけが写るので、結像周辺部まで完璧に設計されていない昔のレンズでも結構素晴らしい写真が撮れる。

こんな事が、APSサイズや4/3インチCCDにこだわり続ける本当の理由ではないだろうか。知り合いの大学の先生が、若い頃撮影した銀塩写真をCDRに焼いて保管していたファイルが見つかった。ファイルサイズは、粗600万画素レベルではあるが見て驚いた。最小解像度より銀塩の粒の方が遥かに大きいのだ。こんな訳で、銀塩用レンズは現代のデジカメ用に比べてレンズの設計はかなり甘かったのだ。

そんな銀塩用交換レンズをフルサイズCCDのカメラに装着すると、期待外れの写りとなるのがカメラ・メーカーとしては恐ろしかったのではないだろうか。論より証拠、フルサイズCCDの一眼レフ用レンズとしては、プロ用レベルの高価な物でないと、レンズのアラがもろに出てガッカリしてしまうそうだ。

天文撮影で利用されているコンポジット技術(30万画素レベルのUSBカメラでも、天体望遠鏡に接続すると木星の縞を撮影してしまう)を低解像度コンパクト・デジカメに応用して、高解像度デジカメに匹敵する色の諧調豊かな写真が撮れないかとチャレンジをしてみました。前述の通り、解像度で銀塩を抜いたデジカメではあるが、まだラチチュード(ラチチュードが狭いと明暗の細かい差が表現できなくなり、明るい部分に露出を合わせると、暗部がベタ黒になってしまう)では銀塩に追いつかないのが現実である。コンポジット技術こそ、このラチチュードとS/N比を高める切り札である。実験の結果が出たのでご紹介します。

東芝M81にて連写機能で撮影した中の一枚

0.7秒間隔で連写した3枚の写真を重ねあわせた画像
コンポジット写真とは、ツビィッキー(ブルガリア生まれのスイスの天文学者Zwicky, Fritz 1898−1974) が考え出した天文写真技術。天体望遠鏡に接続した銀塩フィルム・カメラで天体を連続撮影したフィルムを、ズレが生じない様に高度なテクニックで一枚の印画紙に焼き付けるものでした。同じ印画紙に何十回も露光をさせるので、ラチチュードの広い鮮明な天体写真が出来上がるのである。デジカメが天文写真へ利用される様になると、撮影したデーターを銀塩のコンポジット作業と同じプロセスをするコンポジット・ソフトが開発された。その結果、簡単に数百枚の画像もコンポジットできる様になり、USBカメラレベルでも天体写真を撮影できる想像も出来ない世界が開けた。

当初、高価で手の届かなかったコンポジット・ソフトも、最近ではフリーで配布されだしている。天文専用のせいかウィンドウズ用では、まだ画像がRAWデーターに限られているが、マック用ではJPEGの画像でもコンポジット可能なフリーソフトも登場した。M81はコンパクト・デジカメに採用されるJPEGで画像が記録されるので、マック用ソフトを使用して風景画を3枚重ねてみた。結果は驚くべきもので見事に暗い部分の明暗、色の階調もハッキリと表現されている。原画をフォトショップにて明るさやコントラストを修正して比べたが、まったくその様な処理とは別物の鮮明な画像であるのが分った。天体写真と異なり、風景写真は原画自体鮮明な画像なので、たった3枚の原画を重ねるだけでもその効果には目を見張る。

今後、風景や記念撮影等の動かない被写体の三脚を使用しての撮影であれば、200万画素レベルのデジカメでも高レベルな写真を撮影できる可能性を持った方法である。また、手ブレ防止機能付きのデジカメであれば、手持ちでも充分活用できそうだから、コンポジット・ソフトを搭載したコンパクト・デジカメでプリンターにダイレクト接続できるモデルの出現を大いに期待したい。


レンズ保護フィルター

フィルターの光透過率テスト

可視光透過率97.6%

紫外線透過率89.3%
レンズ保護フィルターを装着すると、写りが悪くなると聞いた事があったので、光透過率テスターを入手して調べてみた。最近のレンズコーティング技術は素晴らしく、マルチコーティングで光のレンズ表面反射を押さえているらしい。 テスト結果では、97.6%と出たのでまずまずの成績。ロスが約2〜3%であれば保護として装着しておいた方が無難か(無コーティングだと表裏の両面で片面反射ロス4%づつ、合計8%のロスが出る)。ついでに紫外線透過率を調べたが、カット率は約11%と殆ど通過している。この辺がサングラスとはまったく異なるところか。 ついでに安物の中国製サングラスと高級サングラスのUVカット性能も含めて性能もテストしてみたい。


1000円の中国製

シルエット社製

射撃用強化プラスチック製

パソコン用眼性疲労防止

UV透過率0%

UV透過率0%<

UV透過率0%<

空気の透過率、勿論100%
ついでに、サングラスの紫外線透過率も調べてみた。多くの方の検眼をしている経験上、高齢にもかかわらず「水晶体が透き通っている方は、サングラス好き」とは、サングラスに詳しい目黒区祐天寺駅のフタバ・メガネのオーナーの談。 幾ら白内障の手術が無料になったと言っても税金で負担しているし、 何より白内障にならない方が嬉しい。ヨーロッパでは、政府が国民に外出時の陽に当たる時間の限度を広報している事情を考えると、サングラスは必要な常備品か。

瞳の黒い日本人は目の青い白人より紫外線に強いとの話しは、旧帝国陸軍がサングラス代をケチって言いふらした真っ赤なウソ(何しろ兵隊の命の値段が一銭五厘)。 証拠に帝国海軍は、ちゃんと一兵卒にもサングラスを支給していた。ニュース・ソースは、眼科医の先生筋だから真実でしょう。

サングラスの光透過率測定装置は、HOYA製のテスターを使った。これは測定できる波長が紫外光域(380nm)と可視光域(550nm)の波長に限定されるが、値段の割りに精度が高く優れものだ。

それでサングラス選びとなるが、驚いた事に安物中国製1000円サングラスでもUV透過率0%達成!オゾン層破壊で危険な程の紫外線が降り注いでいる現在、 マーケットで売っているこの手の安物サングラスでも良いから使うべきだ。しかしレンズ表面のコーティングにムラがあり、フレームの完成度がまだまだなので、高級品を知ってしまうと恥ずかしいと言うのが正直な所。 流石にオーストリア製の超高級品のシルエット社の製品などを買ってしまうと、中国製は使わなくなってしまった。シルエットのサングラスは、フレームに形状記憶合金を使っていて、ちょっと目にはレンズだけに見える。 何やらマトリックスの主役(映画では他社のサングラスを使っているが)になった気がしてしまうのは私だけか。

カッコエーの「シルエット」は知る人ぞ知るなのですが、その他ではサイクル関係者に人気のある「ルディー・プロジェクト」、超エンスー向けで、パイロットやドライバー用サングラスの最高峰コーニング社製「セレンゲッティ」がある。

サングラスではないが、一番右に紹介したパソコン専用メガネもフタバ・メガネさんのお勧め。ホームページ作成用HTMLを長時間書いても眼性疲労がなくなり、手放せなくなってしまった。 25年前に使っていた射撃用保護眼鏡は、透明ながらUV透過率0%には驚いた。当時、すでにそんなプラスチック・ レンズがあったなんて驚き。確か川口屋林銃砲火薬店から頂いた物だが、輸入品とか聞いた覚えがある。色付きサングラスだからUVカットできると思うのは早計。 濃い色付きでUVカット無しだと、瞳孔が開いて多量の紫外線が目の中に入って、かえって危険な場合があるらしい。

【マイクロフロン2】 【マイクロセラ】
【METAL TUNING】
【乳鉢セット】 【PASS FILTER】 【添加剤】 【POWER ACCELATER】 【無料パワーチェック】
【CHALLENGE】 【お客様レポート】【リンク】 【注文方法】 【NEWS】 【E-MAIL】 【HOME】



Copyright (C) 1999 PowerhouseAccele Co., Ltd. All Rights Reserved.